ダークチョコレートと高カカオチョコレートの違いは？

近頃、コンビニやスーパーでも多くの種類が販売されているチョコレート。
その中でも、健康や美容に良いチョコレートとして、ダークチョコレートや高カカオチョコレートの商品が注目されています。

ダークチョコレートは、チョコレートの原料であるカカオマスの成分が40%以上含まれたチョコレートのことで、ビターチョコレート、ブラックチョコレートとも呼ばれています。

そして、高カカオチョコレート（ハイカカオチョコレート）は、ダークチョコレートとよく似ていますが、カカオマスが60%以上含まれているチョコレートの事です。

2つのチョコレートの大きな違いは含有量が異なる点で、高カカオチョコレートはダークチョコレートよりも苦みが強く、カカオ特有の香りが楽しめます。子供向けではなく大人が楽しめるチョコレートなので、お酒や料理と一緒に嗜まれています。

ダークチョコレートと高カカオチョコレートの効果

ダークチョコレートや高カカオチョコレートには、臨床試験による研究結果において、血圧の低下が確認されています。また、カカオに含まれるポリフェノールには、抗酸化作用や満腹中枢を刺激する作用があるため、美肌やダイエットなどの美容効果も期待できます。

特に、甘い香りで濃厚な口どけを持つチョコレートは、ダイエット時のストレス解消に効果があります。ただし、適度な摂取ならダイエットをサポートしてくれるオヤツとなりますが、過剰摂取はかえって健康と美容を損ねる結果を招くため注意が必要です。

気を付けたい高カカオチョコレートの注意点

ダークチョコレートや高カカオチョコレートのように、カカオの含有量が多いチョコレートは、通常のチョコレートと比べ、脂質と生理作用を持つテオブロミンやカフェインの量が多く含まれています。

嗜好品として楽しむ分には、問題がないとされていますが、利尿作用や興奮作用を持っているので、過剰摂取は心身に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、テオフィリン等の医薬品を使用している方は、摂取を控えなければいけません。チョコレートの1日の摂取目安量は50gです。板チョコなら、1枚以上は摂り過ぎになってしまうので、1枚以内に抑えるようにしましょう。ダイエット中の方は、150kcal程度に抑えられるよう、板チョコなら半分程度がオススメです。