馬油の効果とは？

馬油といえば、古くから美髪を作るオイル、そしてヤケドに効く特効薬として、民間療法などに利用されてきました。馬油は、必須脂肪酸のα-リノレン酸を豊富に含み、抗菌作用や消炎作用があります。そのため、ダメージを受けた肌や髪の修復を促す働きを持っています。また、保湿作用、血液循環作用、抗酸化作用にも優れているため、毎日のスキンケアに馬油を取り入れる事で、美肌効果をもたらします。

若返りのビタミンと呼ばれる強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」を含む馬油は、紫外線やストレスによるダメージの予防に優れています。エイジングケアにも有効なので、年齢肌が気になり始めた方のスキンケアにもオススメです。ビタミンEは、油を酸化しにくくする成分でもあるので、馬油は保存にも適し、自宅で行える美容ケアとして幅広く使えます。

馬油で肌の乾燥を防ぐスキンケアの使い方

肌の乾燥は、シワ、シミ、たるみ、肌荒れの原因を招くため、美肌力を高める保湿ケアは美肌を維持するうえで欠かせません。

馬油は、保湿力に優れた力を発揮します。洗顔をした清潔な肌に馬油を塗り、マッサージをしながら肌に馴染ませます。その後、化粧水、乳液などを使って保湿ケアをします。馬油は、人間の皮脂によく似た性質を持ち、浸透力に優れているため、馬油を先に塗る事で化粧水や乳液の浸透力が高まり、乾燥肌を効果的に予防します。

馬油を塗る時は、洗顔時に付着した水分を全て拭き取らず、やや残した状態で使うと潤い力がアップします。馬油を付けすぎてしまった時は、ティッシュで軽く押さえてオイルオフをしてください。マッサージをした後、手のひらでハンドプレスを行うと、馬油の馴染みが良くなります。

馬油で肌が乾燥してしまう人とは？注意ポイント

肌の乾燥を防ぐためには、水分と油分のバランスが重要です。馬油は、油分を補う事ができますが、水分を補う事はできません。乾燥が進んでいる肌の場合、すでに角質層の水分量が低下しているため、馬油だけでは乾燥肌の改善が難しく、たっぷりと水分を与えてあげる事がポイントとなります。そのため、馬油を使った後は、必ず化粧水を使って潤いを与えましょう。また、馬油を塗りすぎるとオイリー肌となり、吹き出物が出やすくなります。もともと脂性肌の方は、塗りすぎに注意して使うようにしましょう。

乾燥肌がヒドイ方は、馬油を塗る事で血行が促進され、痒みを感じる事がありますが、保湿ケアを続ける事で改善されます。