食後に寝ることでダイエットに繋がる正しい姿勢と注意点
子どもの頃から耳にするのが「食後すぐに寝ると牛になる」ではないでしょうか?
親から聞いたときは、ご飯を食べてすぐ寝るのはいけないという注意事項でしたが、実はダイエットでは理に叶った行動だとわかったのです。
食後に横になるダイエットを実践してみませんか?
食後にゴロゴロ横になるのはダイエットになる!
食事の後にゴロゴロと寝るのはだらしがないと言う意味だったと思いますが、「牛になる」といわれ、食事の後に横になることは禁止されてきたのではないでしょうか?
ところが最近になって、食事が終わってから体を休めるのは良いことだといわれるようになりました。
ご飯を食べた後は、消化や栄養吸収のため胃が活発に働いています。そして食べ物の栄養を分解するのに働いているのは肝臓も同じことなんですね。
食後に体を動かすと、胃や肝臓が働くために送る血液が、全身に分散してしまうので、栄養の消化吸収力が低下するということです。
そこで、食事が終わったら10分間を目安として横になることで、胃と肝臓の働きを促進しながら基礎代謝を高めてはいかがでしょう。
私たちの基礎代謝の30%くらいは肝臓が担っていますので、肝臓の働きが良ければ基礎代謝もアップすると考えていいですね。
食後に横になるときの注意点について
食後に横になるのはいいのですが、まず逆流性食道炎の人にはおすすめできません。
胃の入り口はキュッと締まることで食べ物が逆流しないようになっているのですが、ストレスなどで入り口が締まりにくくなるのが逆流性食道炎です。胃酸も一緒に逆流することから食道がただれて、胸焼けを感じます。
そこで逆流性食道炎の人は、横になるのではなくソファーなどに楽な姿勢で腰掛けて10分間の休憩をするようにしてください。
特に逆流性食道炎などの問題がない人は、寝そべっても構いませんが10分経過したら起きられるようにしましょう。食後に眠るのではなく体を休めるのが目的です。
グッスリ眠っては午後の活動に支障が出ますので、アラームなども活用して時間通りに休憩しましょう。
おすすめは、右側をしたにして横になる姿勢です。胃の形から考えると負担にならない姿勢ですし、左側を下にすると心臓に体重が乗ることから苦しいと感じる人が多いですね。
座り仕事の人でも立ち仕事の人でも、足元に血液が溜まりやすくなっています。食後に横になるときは足を高くすると、心臓に血液を戻しながら消化を促せますよ。
毎食後すぐに寝てもダイエットになるの?
食後に横になっていい時間帯はランチタイムだけだと思って下さい。
朝食後でも問題ないですが、毎日の活動時間帯から考えると10分でも時間を作るのは難しいのではないでしょうか?
交感神経が活発になっている朝食・昼食のいずれかを選ぶとしたらランチタイムがベストでしょう。
食べものを消化して吸収するには、たくさんの血液(が運んでくる酸素)を必要とします。交感神経は血液の流れを良くして、血液とともに酸素も運んでくれるため、胃と肝臓が働きやすくなります。
夜は食後のゴロ寝を避けて欲しい時間帯です。
これから寝る時間だと体が把握しているので、副交感神経が活発になっています。ゆっくりと休む状態に入っていきますので、消化した栄養は消費するのではなく、脂肪として蓄積する可能性が高くなるんですよ。
遅くても寝る3時間前には夕食を済ませましょうというのがダイエットの鉄則ですので、その前にゴロ寝をすると睡眠が浅くなるなどの問題も起こりやすいでしょう。
昼食後の時間を活かして、食べた後に横になってみてはいかがでしょうか?
肝臓を休めることでダイエットに繋がる
食後に横になるのは肝臓を休めて消化や吸収を促進するのが目的だと言えるでしょう。
その他にも肝臓を休めてあげることで基礎代謝アップが狙えるようになりますね。肝臓はとても働き者で、様々な毒素の分解も仕事の1つとしています。
脂肪分や糖分の多い食事や、ワインなどもたくさん飲む生活を続けていると、脂肪の分解・糖の分解・ワインなどのアルコール分解など肝臓がしなくてはいけない仕事は一気に増えてしまいます。
時々で構いませんので、少しだけ摂生した食事を心がけると基礎代謝が大幅に低下することを予防できるのではないでしょうか?
おわりに
食後に正しい方法で横になるとダイエット効果が期待できることをご紹介しました。
昔から耳にすることが、今の医学で考えると少し内容が変わって新しい発見をすることができますね。現代風アレンジで快適なダイエットライフをするのもおすすめですよ。
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