いわしの美味しさを逃がさないさばき方と女性に嬉しい美容成分のお話
食べ慣れている?食べる回数が減った?いわしはこんなにパワフルなのです!
いわしは日本人に馴染みがありすぎて、あまり評価されないのがもったいないところです。
優れた栄養価もあって、現代の健康問題を解決するのにもオススメの食材ですよ。また、女性が気になる美容の面でもいわしは優秀なんです。
美味しい時期や食べ方を知っていれば、面倒だなんて魚離れをしなくなるのでご紹介しますね。
いわしっの旬って一年中捕れるものじゃないの?
いわしはスーパーで、いつも売っている魚という印象ですが、旬は処暑の頃といわれています。
処暑というのは2015年なら8月23日で、暑さが一段落する(?)時期ですね。最近では残暑が厳しいので、暑さが落ち着く感じはしないかもしれません。
いわしは種類があって、真鰯・片口(かたくち)鰯・潤目(うるめ)いわしがメインとなっています。地域によって漁獲の時期が変わるため一年中食べられるイメージが定着しています。
処暑の頃に捕れるいわしは、ほとんどが真鰯・片口(かたくち)鰯でしょう。
いわしには健康や美容にオススメの栄養が含まれていますので、旬の美味しいときに食べてみてはいかがでしょうか?
いわしの基本的なさばき方ができれば料理は簡単
いわしは小さいので扱いやすい魚だと思って構いません。
頭がついたままのいわしを水洗いします。
包丁で頭の部分を落としてから、お腹を斜めに切って内臓を出したら、ほとんど下処理は終わったようなものです。
あとはボウルに塩水を作ってその中で内臓のぬめりなどを洗い流せば完成です。
ニオイがイヤな人は新聞紙の上で切ったり内臓の処理をしたりするのがオススメですね。まな板が魚臭くならないので漁師さんも愛用している方法です。
その後は焼いたり、色々なアレンジ料理にしてください。
開きや切り身は洗うと美味しさが逃げるのがイヤな人にはこれ!
いわしは切ったり洗ったりすることで身に詰まっている美味しさが逃げるのがデメリットでしょう。
そこで、鰯を丸ままつかう料理方法を知っていると便利です。
スタンダードなのは塩焼きで、鱗の処理だけをして化粧塩をヒレにつけて焼きます。内臓が苦手な人は、食べるときに外せばいいだけなので、包丁を入れる調理はしません。
包丁を使わないだけなら手開きにする方法もあります。
いわしの頭が右側に来るようにして頭の付け根に指を入れます。このままグッとおるようにすると、いわしの頭が外せます。そして、頭が取れたところからお腹側に人差し指を入れて、しっぽのほうまでずらしていくと腹開きになって内臓を出すだけです。ただ、お腹の中は洗い流さないと気持ち悪いかもしれませんね。
そんな時に便利なのが凍らせてしまう方法です。
いわしは丸ままで水洗いして、水気を拭き取ります。ジッパー付き保存袋に入れて、冷凍庫に入れておきましょう。使うときに手開きの方法を使えば、洗い流さなくても内臓を取り除くことができますよ。
小さないわしに隠されている健康・美容パワーって?
青魚にはDHAとEPAが含まれているので、その健康効果が注目されています。
特にいわしには、このDHAとEPAが多く、血中のコレステロールを低下させたり中性脂肪を減らすのにも役立ちます。ちょっとメタボが気になり始めたときにもオススメですね。
ドロドロの血液を緩和するともいわれていますので、生活習慣病予防に鰯は定期的に食べたいものです。
また脳の働きをよくする効果が期待されていますので、老化防止やお子さんの成長にも良いでしょう。
子どもの成長や女性の骨粗しょう症予防にも鰯は活躍してくれます。カルシウムの他に、その吸収を助けるビタミンDが含まれていて骨を丈夫にしてくれます。
美容に良い成分なら、お肌や髪の健康を促進するビタミンB2が特に多いですよ。肌の細胞が生まれ変わるのをサポートするので、年齢肌に悩む人にはオススメです。
貧血になりやすい女性は、それが原因で顔色が悪く見えることもあるので、いわしの豊富な鉄分が良いですね。
いわしで骨を丈夫にする豆知識
美容に気をつけている女性は日焼け対策を十分にしているでしょう。もしかするとお子さんにも日焼け止めを塗ってあげているのではないでしょうか?
骨を作っているカルシウムは、ビタミンDによって吸収が促進され、骨として定着しています。
ところが、最近の過剰な日焼け対策で、子どもが「くる病」になるケースが多くなっているのです。
皮膚に紫外線が当たることでビタミンDが作られる仕組みなので、紫外線をシャットアウトすることで骨の成長が遅れているのではないかといわれています。
女性も年齢とともに骨粗しょう症などに悩むようになりますね。
日焼け止めを塗らないのはどうしてもイヤだと思うなら、鰯のようにカルシウムやビタミンDのバランスが良い食品を取り入れるのがベストだと思います。
特に日焼け対策を気にしていない人なら、朝に鰯を食べてはいかがでしょう?
日光に当たってビタミンDが作られてカルシウムが吸収しやすくなるので、朝食のいわしはなかなか良いタイミングですね。
おわりに
青魚として栄養にも恵まれているわしをご紹介しました。
美容の貯めにしている対策が原因で、健康問題を起こすこともありますが、そんな時に鰯を食べると緩和できますので、毎日の献立にも取り入れてみませんか?
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