低カロリーで冬太りしにくい鱈を身崩れを防いでおいしく調理するコツ
冬の魚の代表格でもある鱈は鍋料理などでもお馴染みですね。
カロリーも控えめなので、つい食べ過ぎたり運動不足から体重が増えやすい冬も、快適にしてくれる食材だといっていいでしょう。
料理をするときは少し扱いにくいところもあるので、便利な調理方法もご紹介しますね。
鱈のおいしい季節はズバリ冬!産地はドコがオススメなの?
鱈は冬の魚としても有名ですが、日本でも北のエリアで漁獲されることでも知られています。
あの切り身からは想像しにくいと思いますが、大きければ1mにも育つ魚なんですね。
スーパーで買うときにお気づきかもしれませんが、以前より漁獲量が減少しているため高価な魚に分類されるようになりました。
鱈のメインの産地は北海道や東北で、12月から次の年の3月くらいまでが旬ですね。
3℃前後の水温を好む魚なので、秋口から気温が高い場合は水温も上がって鱈の漁獲量は減るケースもあるそうです。
産地で選ぶよりも鮮度で選んだほうがおいしい鱈を選ぶことができます。
鱈は臭みが気になるという人もいますが、新鮮な鱈からは臭みなどを感じることはありません。薄くピンクがかった鱈は新鮮で、そのあとに白、黄色と色が変化するほど鮮度は低いと考えていいでしょう。
種類で違う鱈の特徴って?
鱈とひとまとめにしていますが、いくつかの種類に分かれています。
私たちが良く目にしているのは真鱈か助惣(スケソウ)鱈がほとんどです。
真鱈は大きさが1mくらい、助惣鱈は60dmくらいの小ぶりサイズですね。両方とも産卵期が1~2月くらいなので、その前の12月頃は卵に栄養を奪われていないので身もおいしいでしょう。
銀ダラはタラと名前がついていますが、見た目が似ているというだけでホッケなどの種類に近いといわれています。
鱈には白子がありますが、真鱈の白子は「真ダチ」「菊子」、助惣鱈の白子は「スケコ」など呼び名が違っています。地域でも呼び方が違うので面白いですよ。
助惣鱈は身の扱いが難しいため卵を明太子やたらこに加工することが多いでしょう。
身が崩れやすいから鱈の料理は作りたくない!という人には
鱈は調理していても身が崩れやすいので、作っていてもストレスを感じる人が多い魚です。
種類の違いをご紹介しましたが、真鱈に比べて助惣鱈のほうが水分が多く、身崩れを起こしやすいのも助惣鱈のほうなんですね。
そこで切り身を買ってきてから下処理をするのがオススメです。
切り身は両面に軽く塩を振って、1枚ずつキッチン用ペーパーで包みます。水出しをするので、網付きのバットに乗せて30分くらい放置します。
その後に焼いたり煮たりすると、いつもより崩れを気にしない料理ができるでしょう。
焼き鱈にするならガスレンジではアルミ箔にオイルを塗ったものに乗せ、IHのクッキングヒーターならクッキングペーパーの上に切り身を乗せて焼くと快適です。
菜箸ではひっくり返すときにバラバラになることもあるので、ターナーを使うとノンストレスに焼き魚ができます。
淡泊な魚なのでフライやシチュー、鍋物など用途が広く飽きずに食べることができるのも鱈の特徴でしょう。
冬太りしない!?鱈は低カロリーでヘルシー
鱈は100gで77kcalと非常に低カロリーの食材です。
タンパク質が多いので、筋トレしながら痩せやすい体作りをするダイエットにもオススメですね。
貧血気味の女性にはビタミンB12が鉄分の吸収を促してくれるので、鱈とほうれん草のシチューも最適なメニューになると思います。
冬は運動不足からむくみやすいですが、鱈のカリウムが役立つと思います。カリウムは水に溶けやすく熱に弱いことから、鱈のフライなど揚げ物にするのが良いでしょう。
年齢を重ねた女性は骨粗しょう症などの悩みがあると思います。鱈のビタミンDで骨の形成を促進できるので、カルシウムとコンビにした料理が良いですね。鱈のミルク鍋なら体も心も温まってオススメですよ。
おわりに
冬にオススメの魚として鱈をご紹介しました。
鍋や焼き魚しか使い道がないという人もいるでしょうが、インターネットで検索してみるとかなりメニューが豊富で新しい味が見つかるかもしれませんよ。
美容や健康にも良い栄養が詰まっていますので、旬の鱈を楽しんで下さい。
Your Message