きのこの栄養素(食物繊維やビタミン類)を生かす調理方法と注意点
秋の味覚で美容や健康にオススメなのが「きのこ」です。
小さなきのこにも、たくさんの栄養成分が含まれていて、何と言っても嬉しいのが低カロリーというところでしょう。
万能効果のあるきのこパワーで、美しく健康的な生活をしてみませんか?
きのこの食物繊維はこんなに優秀
きのこに含まれている成分で、これがイチオシ!というものがあります。
それは食物繊維ですね。
食物繊維は便秘解消効果が注目されますが、それだけではありません。
きのこの不溶性食物繊維は、腸の中で余分な糖質や脂質の吸収を妨げてくれます。これはダイエットにも直結する効果ですし、糖尿病やドロドロの血液を予防するのにも役立ちます。
きのこの食物繊維で、便秘解消ができれば、ニキビなどの吹き出物も緩和するので、美容にも健康にも効果が期待できる万能パワーをもっているんですね。
ちなみに、きのこのなかで食物繊維が多く含まれているのは乾燥シイタケです。
きのこは他にも栄養成分が詰まっている
キノコには豊富な種類のビタミンやミネラルが含まれています。
カリウムでむくみ解消できたり、普段の食事で摂取しにくいビタミンB群、女性に不足しがちな鉄分とその吸収を促す葉酸もセットで含んでいますね。
骨や歯を丈夫にするのはカルシウムだけだと思われていますが、ビタミンDがあるとカルシウムの吸収や骨が作られるのも促進する効果が期待できます。
美容で注目されるビタミンCはあまりないと思っていいでしょう。
きのこ類にはβグルカンという成分が含まれていて、免疫力をアップすることでも注目されています。きのこが美味しい秋は、気温の変化や乾燥で風邪を引きやすくなると思います。
そんな時の健康維持にも、きのこが役立つんですね。
きのこを食べるときの注意点
きのこ狩りなどきちんと管理しているところで採るのは問題ありませんが、山で採取するなら見た目に大丈夫だと思っても、専門科に確認してもらってから食べましょう。
また成分の面でも注意点があります。
乾燥シイタケは栄養が凝縮していますが、カリウム制限の食事をしている人にはおすすめできません。
また、シイタケは生でもレンチオニンという成分に優れています。血が固まるのを抑える作用があって血液をサラサラにします。もし、血小板の問題で治療を受けている人がいれば医師からもストップをかけられていると思いますので注意して下さい。
食べ過ぎも良くありません。豊富に含まれているのは不溶性食物繊維です。これは食べ過ぎると便秘になる可能性を持っているので逆効果になることもあるんですよ。
もともと低カロリーのきのこは、安心して食べられますが、注意点に気をつけて適度な量を楽しんで下さい。
きのこの栄養を活かす調理方法がある!
きのこに含まれるビタミンB群は加熱に弱くて水に流れ出てしまいます。
でも生できのこを食べるなんて、ちょっと無理ですよね。
そこでオススメしたいのが炒め物です。
きのこにはビタミンDも入っていて、これは油と馴染ませると吸収が良くなります。ビタミンB群が水に流れ出ることもありませんので、いい調理方法ですね。
ビタミンB群の熱に対する弱さも、加熱時間を短くするだけでクリアできると思いませんか?
きのこは肉類のようにしっかり火を通さなくても食中毒の心配はありません。もちろん、食べて良いきのこに限られます。
バターやオリーブオイルなどでサッと炒めて食べてみてください。
最近はオイル美容もトレンドなので、色々なオイルを使えば、きのこの万能パワーもアップできるでしょう。
スープにするのもオススメです。加熱時間を短くしておけば、流れ出たビタミンB群も丸ごと飲むことができますね。
デメリットをメリットに変える調理方法を活用して下さい。
おわりに
きのこの万能パワーの源をご紹介しました。
美容にも健康にも嬉しい効果が期待できますし、何より旬で美味しきのこがリーズナブルに買える時期を逃したくはありませんね。
美味しいだけじゃないきのこで、寒い時期に備える体を作りましょう。
Your Message