豚汁うどんに疲労回復効果があると話題になっています。
お腹いっぱいになるのはわかりますが、どんな理由で疲れが癒やされるのでしょうか？
知られていなかった豚汁パワーをご紹介しますね。

豚肉は夏バテによる疲労回復効果もある食材だった！

豚汁に入っている豚肉は、ビタミンB群が豊富です。
・ビタミンB1…脳の神経を休ませる
・ビタミンB2…疲労を癒やす
・ビタミンB6…PMSを緩和する
・ビタミンB12…増血作用や精神の安定を促す
・ナイアシン…皮膚や神経を健やかに保つ
以上のような働きがあります。
特に豚肉はビタミンB1とナイアシンが多く含まれていて、疲れを癒やして気持ちを落ち着けてくれる効果が高いですね。

豚汁に入っている根菜にも疲労回復パワーがある！

豚汁うどんには、人参やジャガイモ、タマネギといった根菜もたくさん入ります。

人参にはβカロチンが豊富で抗酸化作用が高いです。ジャガイモは加熱しても壊れにくいビタミンCが多く、抗ストレスホルモンを分泌するのに役立ちます。タマネギには硫化アリルは入っているので、豚肉のビタミンB群を吸収しやすくします。大根はビタミンB群やミネラルもバランス良く持っている野菜です。

この4つの野菜にはカリウムが多めに入っているので、尿と一緒に体の老廃物を排出して疲労物質が溜まるのも予防できるといわれています。

根菜は体を温める効果もあるので体温が下がることで感じるだるさの緩和にもいいでしょう。

自然な甘みを感じるので十分に満足できる食事になります。

豚汁ではなく豚汁うどんで疲労回復する理由

豚汁にはご紹介したように栄養豊富な具材が入っています。

ただ、主食として十分かというと足りない部分がありますね。そこで、消化のいいうどんを入れましょう。

体が疲れているときは胃も疲れていますので、消化に時間がかかるものはオススメできません。豚汁うどんにすると、ある程度は麺を柔らかく煮込むので胃に負担をかけることなく消化できます。

また、大根は消化を促す作用も持っているので、重たく感じる食事ではありません。

疲労回復に効果的な栄養を摂りながら、体に優しい食べ物として注目されている「豚汁うどん」で疲労回復しましょう。

豚汁うどんで疲労回復するときのおすすめトッピング

さらに疲労回復効果を高めるトッピングをご紹介します。

・しょうが…チューブの生姜でも構いませんので、盛りつけが終わってからトッピングに使いましょう。体を温める効果が高く、体温上昇で細胞の生まれ変わりも促進されて疲労回復にいいです。

・にんにく…チューブのおろしニンニクでも構いません。豚肉を炒めるときに入れておくと美味しくなって、にんにくパワーで元気になります。

・ねぎ…小口切りのネギをトッピングすると見た目にもきれいですね。ネギにも硫化アリルという成分が含まれていて具材に入っているビタミンB群の吸収を促します。

・かつおぶし…鰹節は隠れたバランス栄養食です。ビタミン・ミネラルのバランスもいいですね。他には筋肉の疲れを回復するBCAAというアミノ酸も入っているので、豚汁うどんで疲労回復する効果を高めるでしょう。

これだけは気をつけたい注意点！

豚汁うどんで疲労回復するのはおすすめですが注意点もあるのでご紹介します。

味噌を使っているので思っている以上に塩分量が多くなっていると思って下さい。一般的な味噌は大さじ1杯（18g）で1.1gの塩分量です。

1人前の豚汁でも1.43gは摂取することになります。1日の塩分量上限は男性で10g未満、女性で6g未満となっているのでオーバーしないようにしましょう。
他にも味の濃いものやしょっぱいものが好きな人なら、豚汁うどんに使う味噌は少し減らした方がいいですね。

十分な旨みがあるので塩気が減っても気にならないと思いますよ。

おわりに

豚汁うどんで疲労回復する理由と注意点をご紹介しました。
疲労回復効果があっても、毎日3食を同じmのにするのは良くありませんね。食事は体を作るものなのでバランスの良い栄養が取れるようにしてください。
豚汁うどんは作るのも簡単なので、疲れ切った体を癒やしてくれる必殺技になると思います。