毎日の食事で使用頻度の低い野菜にれんこんがあります。

筑前煮やきんぴらに入れるくらいしか使い道がわからないという人もいるでしょう。

しかし、れんこんにはビタミンＣがとっても豊富なのでダイエットにも体の抵抗力アップにも効果があるのをご存じですか？

もっと”れんこん”が食べたくなるダイエットの秘訣もご紹介しますね。

れんこんのビタミンCは野菜の中の王様レベル！

れんこんには豊富なビタミンCが含まれていて、加熱をしても壊れにくいことから美容にもおすすめです。

中国では楊貴妃がれんこんの葉のお茶を好んで飲んでいたことからも肌や健康にいいことが伝わってきます。

ビタミンCは肌を健やかにする効果だけでなく、抗酸化作用があるので風邪予防や花粉症の人にも効果が期待されています。

水溶性で熱に弱いビタミンCは茹でて食べると、致命的なくらいビタミンCが減ってしまいますが、れんこんなら十分な量が摂取できるでしょう。

れんこんダイエットなら肌枯れしないで続けられる

れんこんにはビタミンCが豊富なので肌にも良いのはわかります。コラーゲンの元になるのでビタミンCは美肌に欠かせない成分です。

また、れんこんにはムチンが入っていて肌の中にあるヒアルロン酸を増やしてくれることでも有名です。れんこんを切るとネバっとするのがムチンです。

れんこんの黒ずみになるタンニンはポリフェノールの一種です。抗酸化作用が高くて、若返りの成分ともいわれているので肌には良い効果が出るでしょう。

れんこんダイエットの秘密は食物繊維にあった！

れんこん240gの中には食物繊維が4.8gくらい入っていて、かなり量が多いですね。これだけの食物繊維量なら便秘の解消で体重も減りますし、腸の中で余分な脂質や糖質の吸収を阻害するのにも役立ちます。

むくみ太りで悩んでいる人にも、れんこんの豊富なカリウムで解消が期待できますよ。

そしてタンニンはれんこんの切り口を黒ずませる成分ですが、アレルギーに効果があることがわかりました。

花粉症などのアレルギー症状に悩んでいる人にもオススメの食品ですね。

食物繊維で便秘解消をすると体のデトックスにもなりますので、ダイエットにも免疫力アップにも最適だと思います。

れんこんは根菜の中でも体を温める効果が高いです。体温が上がると免疫力も高まる仕組みになっているので、れんこんダイエットは風邪予防にも花粉症対策にも良いということですね。

捨てちゃダメ!!れんこんの皮にも栄養が！

れんこんの皮は料理するときに捨てていると思います。この皮にはクロロゲン酸が入っていて抗酸化作用から美肌に、そして脂肪の蓄積を抑えるのでダイエットに効果的なんですよ。

流水で良く洗ってから、そのままれんこんチップスにしても良いですね。皮はピーラーで剥くと、れんこんの皮チップスや人参やゴボウと一緒にきんぴらにする方法もあります。

スーパーで売っているものはある程度どろが洗い流されていますが、念のためきれいに洗えば食べるときの抵抗感はなくなると思います。

ぜひ、皮まで食べて「れんこんダイエット」を成功させてくださいね。

れんこんダイエットできれいに調理するテクニック！

れんこんはタンニンが入っているので、切っていてもどんどん色が悪くなるのが悩みです。

まず、れんこんを切り始める前に酢を入れた水をボウルに用意しておきましょう。切ったらすぐボウルの中に入れられるようにしておけば、変色させずにきれいなまま調理できます。

茹でて使うなら鍋のお湯に数滴のお酢を入れて、切ったれんこんをすぐに鍋に入れましょう。

酢はれんこんの灰汁を取り除いてくれるので、この方法を知っていると気持ちよく料理ができると思います。

保存するときはカットしてから酢水につけて保存容器に入れておいてもいいです。長く保存したいなら、お湯で茹でたものを冷ましてチャック付き保存袋に入れてから冷凍庫に入れておきましょう。冷凍なら1ヶ月くらい日持ちして使いやすいですよ。

れんこんダイエットでおすすめのレシピ

れんこんは煮物や炒め物のイメージしかないという人もいますので、簡単お手軽のレシピをご紹介しますね。

まず、スライスしたれんこんを1/4のイチョウ切りにしましょう。

クッキングシートの上に並べて電子レンジ500Wで5分くらい加熱するとカリッとします。足りないときはもう少し加熱してください。また油で揚げてもかりかりのチップスができます。

軽めに塩や昆布茶の粉末などをかけると、いつでもおやつ感覚で食べられます。

れんこんダイエットなのでノンオイルの方がいいと思いますが、極端に油の制限をすると便秘が悪化することもあります。そのときの体調にあわせて使い分けましょう。

塩以外にまぶす調味料を工夫すると飽きずに続けられるおすすめのレシピです。

おわりに

れんこんダイエットには他にも嬉しい作用があることをご紹介しました。

コツを知って料理すると、れんこんダイエットの可能性が広がるのではないでしょうか？

ダイエットで栄養が足りないと免疫力が低下して風邪を引くことがあります。秋から冬にかけて、風邪予防をしながらできるれんこんダイエットに挑戦してみましょう。

れんこんを食事に取り入れると、次の年の花粉症対策にも有効だと思います。