非常食を入れ替える時は美味しさや心の落ち着きメインに選ぶ
もしもの備えに非常食を用意しているご家庭も増えたのではないでしょうか?
ただ、保存が利くだけあって美味しい食事を目指しても難しいのが現状かもしれません。
賞味期限が切れるときには、もったいないので入れ替えで食べて処分しますが、美味しくないと何だかつらくなるでしょう。
そこで、万が一の時でも美味しく気持ちを支えてくれる非常食をご紹介しますね。
美味しい非常食なんて無理!なんてことはない
非常食は備えておくに越したことはありません。
従来のイメージではカンパンとか缶詰、水を注ぐだけのご飯など、「普段から好んで食べるものではないけどないよりマシ」という非常食が多かったですね。
ところが最近になって非常食のクオリティーが高くなっているんです。
まるで有名レストランのメニューのような内容になっているので、賞味期限に食べて処分するのも楽しくなると思いますよ。
25年間保存できる非常食でも具だくさんのスープがあったり、小さなお子さんには欠かせないおやつまで充実してきました。
1日1人分の非常食がセットになっているものもあり、バラエティ豊かですね。
カレーやラーメン、フワフワの缶詰パンなど、賞味期限が来たときに非常食フルコースが食べられそうなラインナップが揃いました。
すぐに購入しなくても「こういうものがあるんだ」と参考になるのでインターネットで検索してみてはいかがでしょうか?
ご家庭にある乾物が非常食代わりになる
キッチンにある乾物は、お湯を使わなくても水で戻すと食べられるものが多いです。
しかも、食事を作るときに使いますから、賞味期限を気にせず入れ替えができるでしょう。
海苔やわかめ、高野豆腐、豆、切り干し大根など、そのままでは味気ない食材ですが、水で戻して調味料を加えるだけでも、非常食として活用できます。
もちろん、市販の非常食のほうが美味しく栄養価も高いですが、「あると安心できる非常食」として乾物の買い置きもオススメですよ。
全く加熱しないアレンジレシピを考えてみるのも面白いでしょう。
ご家族で話をする時間があればアイディアを持ち寄ることで、家族の会話を生んでくれるのではないでしょうか?
震災から得た知恵!赤ちゃん用粉ミルクの活用
震災のときの食事で取り上げられたのが、赤ちゃん用粉ミルクです。
物資が足りない中、被災者の方々が十分な栄養を摂れない状態でしたので、栄養士さんが考えた素晴らしいアイディアです。
赤ちゃん用粉ミルクをシチューに入れることで、崩れがちな栄養バランスを補ったと話していました。
様々な種類の粉ミルクがありますが、100gで500kcal程度の熱量です。
ビタミン・ミネラルはほとんど全ての種類が摂取できますし、DHAやリノール酸など体に必要なオイル分も摂れるようになっています。
特にカルシウムの量が多いので、万が一災害に遭った場合のストレスを緩和するのにも適しています。いつもは穏やかな性格の人でも、追い詰められた気分でイライラしがちになるものなのです。
また、赤ちゃん用粉ミルクは、非常食として常備していて賞味期限が来ても、普段の食事に使える便利さがありますので、用意しておいて損はないと思いますよ。
非常事態だからこそ!家族の好みに合わせたい!
非常食を必要とするようなときには、誰もが動揺し気持ちが穏やかではなくなります。
だからこそ、食事にはこだわりたいところでしょう。
ご家族の好みは一緒に生活しているとわかりますので、「好きなもの」を厳選して非常食にしておくのも良いですね。
お腹が空いていると、気持ちまで満たされなくなり不満が爆発します。
「お腹だけでなく気持ちを満たす非常食はどんなものか」と考えるのも大切なことでしょう。
年齢によって好みも変わります。年齢を重ねた方やお子さんは、一度に食べる量が少なく、間におやつの時間を設けることがあります。
甘いものを食べると優しい気持ちになるケースがみられますので、非常食にも取り入れてみましょう。
美味しい非常食を選んでおくと、賞味期限切れで入れ替えるときにも美味しく食べて処分できます。ちょうど良い味見のタイミングになって、次にどんな非常食を用意するのかを考える良い機会になるでしょう。
食べることについて考えるチャンスにもなるので、ここで非常食を見つめ直してみませんか?
おわりに
美味しく食べられる非常食をご紹介しました。
非常食を用意しても、実際に食べることまでは想定していない人がとても多いですね。
そのままでは、何かあったときに食事がつらくなるのではないでしょうか?
食べて処分するときでも美味しいと感じられる非常食を用意してこそ、本当の備えになるのだと思います。
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