ストッキングの生地は、脚にフィットするデザインのため、非常に薄くデリケートです。新しいストッキングであっても、取扱い方法によっては、直ぐに伝線してしまう事もあるので、伝線を防ぐための対策ポイントを覚えて、ストッキングを長持ちさせましょう。

ストッキングの伝線を防ぐためにやっておきたいスキンケア

①かかとケア

かかとは乾燥しやすいため、古い角質が蓄積すると皮膚がめくれてしまいます。ガサガサとトゲのようになり、ストッキングの繊維に引っかかり伝線してしまうため、かかとがガサガサになっている方は、「尿素配合」の保湿クリームを使って、かかとをなめらかにしておきましょう。

②指先のケア

かかとと同じように、指先にささくれなどの手荒れが起きていると、ストッキングの繊維に引っかかり、伝線が起きやすくなります。保湿力が高いハンドクリームを使って、指先に潤いを与えるようにしましょう。

③爪のケア

ストッキングの繊維は、足と指の爪に引っかかりやすいので、爪が伸びていたりヒビ割れが起きていると伝線しやすくなります。爪切りで切るだけではなく、ヤスリをかけて爪先をなめらかに整えておきましょう。

ストッキングの伝染を防ぐ洗濯方法

ストッキングの伝線を防ぐためには、洗濯の際に生地を劣化させないように注意しましょう。まず、ストッキングは繊細な生地のため、「手洗い」で洗濯をするのがベストです。ぬるま湯に洗剤を溶かし、もみ洗いをしてよくすすぎましょう。しっかりと水気を絞ったら、陰干しをしてください。ストッキングの生地は高温に弱いため、直射日光が当たる暑いところに干すと、生地の劣化を招きます。夏のような暑い時期は、できるだけ風通しが良い日陰で干すようにしましょう。

手洗いをする時間がなく、洗濯機を使う際には、必ずネットに入れてから洗うようにしましょう。ネットに入れる事で、他の衣類との摩擦が抑えられるため、生地の劣化を防げます。

さいごに

ストッキングを伝染しにくくする方法として、冷凍庫で冷やすと効果的という噂がありますが、ストッキングの生地は急激な温度差により、かえって繊維を傷める可能性があります。ストッキングの生地を傷めずに履くためには、無理に引っ張ったりせず、丁寧に扱う事はもちろん、サイズが合った製品を選ぶ事が大切です。伝染しにくいストッキングも販売されているので、丈夫なストッキング製品を上手に活用させましょう。