軽い汚れの場合のお手入れ方法

リアルムートンブーツは、水洗いできないため、自宅でお手入れを行う際には「ブラシ」を使ったこまめなケアが効果的です。ムートンブーツを履いた後、馬毛ブラシを使ってブラッシングをすると外出中に付着した汚れが落ちます。馬毛のほか、発砲ゴム製のブラシも柔らかいので、ムートンブーツのお手入れに適しています。

汚れがひどい時のお手入れ方法

ムートンブーツの汚れがひどい時は、スウェード用のクリーナーとリムーバーを使ってお手入れを行いましょう。

まず、ブラシを使って大まかに汚れを落とします。ブラシで汚れが落ちない時は、スウェード用のクリーナースプレーを全体に吹きかけます。その後、リムーバークロスを指に巻き、軽く撫でながら汚れを拭き取ります。強くこすると傷になるので、優しく撫でてください。リムーバークロスの代わりに、砂入り消しゴムで軽く擦っても汚れが落とせます。

仕上げに防水スプレーを吹きかける事で、汚れが付きにくくなります。ムートンブーツのブランドとして人気のUGGなどでは、専用ブラシやクリーナーが入ったお手入れセットが販売されています。高価なブーツを手に入れた方は、お手入れアイテムも一緒に揃えておけば、長く愛用する事ができますよ。

雨染みの染み抜き方法

ムートンブーツに出来やすい雨による染みは、洗剤を使わずにお手入れします。洗剤を使うと洗剤染みが出来てしまうので注意してください。

水ぶき用の布を用意し、水気を残して軽く絞ります。染みがある部分の表面を布で優しく押し付けます。汚れた部分にピンポイントではなく、周辺の範囲を広めに水分を与えながら押し拭きをする事で、染みが目立たなくなります。部分的に拭き取ると染みがかえって目立ちます。自然乾燥をして染みが残っている場合は、何度か同じ作業を繰り返す事でキレイになります。

乾燥後、染みが目立たなくなったらブラッシングをして、防水スプレーを吹きかければ、急な雨の日も汚れを最小限に抑える事ができます。ムートンブーツのクリーニングを依頼すると5,000程度の費用が掛かります。決して安いお値段ではないので、汚れがひどくなる前にこまめなお手入れを行いましょう。