戌の日はいつ神社に行けば良いのか服装に決まりはあるのか?
戌の日は妊娠5ヶ月目に神社に行けば良いだけ?
初めての経験だと細かいことがわからないかもしれませんね。
そこで戌の日の由来や腹帯の効果、神社に行くときの注意点などもご紹介しますね。
戌の日は何のためにするの?
妊娠して5ヶ月目に入ったら、始めに訪れる戌の日に安産祈願をする習わしが日本にはあります。
古事記には天皇の子どもを身ごもった皇后が、帯に岩を挟んで巻き付けた記述があるので、これが腹帯の由来になっているのではないかと考えられています。
そのため腹帯は、岩田帯という呼び方もされますね。
お腹には骨格があるわけでもないですし、女性は腹筋が十分についているわけでもないので、お腹の中にいる赤ちゃんはお母さんが動く度に不安定な体勢になります。
また、赤ちゃんの重さはお母さんの腰に集中して、妊婦さんの腰痛が深刻ですね。
このような問題を解決できるので、腹帯は妊婦さんと赤ちゃんの健康にも便利なのです。
戌の日に神社にお参りをするのは、犬のお産は軽いことから、お母さんが出産でつらくならないことも祈願してくるんですよ。
この風習も簡素化される傾向があって、ご自宅で腹帯を巻いて夫に「戌」と書いてもらうだけでも良いといわれるようになりました。
ただし、両親や夫の両親など、年齢によっては神社で安産祈願をするものと思っている人もいますので、連絡を取りながら人間関係に注意する必要もあります。
戌の日がいつなのかわからない方へ
戌の日といわれてもカレンダーに書いているわけではないので「いつなの?」と思いますよね。
毎月2~3日くらいは戌の日に該当する日があります。
2015年は8月2日・14日・26日、9月7日・19日、10月は1日・13日・25日のように12日おきに巡ってきます。
特に休日や大安と重なると神社が混み合いますので、事前の予約が必要な場合は早めの連絡が理想的です。休日と重なるのは2015年10月25日、休日と大安が重なる戌の日は8月2日ですね。
12月24日はクリスマスイブで戌の日なので、もしかしたら神聖なイメージから混むかもしれません。
また、神社の中でも「水天宮」と名称がついているところは、安産祈願で有名になるので混み合うと思っていいでしょう。
水天というのは「天之水分神(あめのみくまりのかみ)」のことで、読み方の「みくまり」が「御子守り(みこもり)」を連想させたことから、子どもの守り神とされるようになりました。
水天宮に行かなければお産で問題が起こるということはありませんが、両親や夫の両親など、その家でのこだわりもあるようなので確認しておきましょう。
戌の日に神社に行くときに服装に決まりはあるの?
戌の日に神社に行くなら、お参りに相応しい服を選びましょう。
とは言っても腹帯を神社で巻いてもらったり、自宅で巻いていっても安産祈願が終わったら、腹帯に「戌」と書いたりする儀式もあるので、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。
お腹だけ出せればいいだけなのですが、神社での決まりもあるので確認して置いたほうが良いでしょう。
基本的なことですが、神社に行くときは生足禁止です。当然ミュールやサンダルもNGですね。
玉砂利が敷いてある神社の場合、ミュールやサンダルだと足元が不安定になるので、歩きやすく転びにくい靴を選んでください。
戌の日の腹帯を巻いていく人は、自分でできない場合もあるとおもいます。助産院では腹帯を巻くなどの対応もしているようですね。
神聖な儀式と言うことで気合いを入れてメイクをしていく妊婦さんもいるかと思います。安産祈願では感極まって泣いてしまう人がとても多いので、簡単なメイクアイテムを持っていくことをおすすめします。
祈願の後に食事会を設ける人もいますので、泣いてメイクが崩れたままで行くのはいやですよね。
少し荷物が多くなったなと思ったときこそ夫の出番なので、遠慮なく持ってもらいましょう。
戌の日の神社での祈祷に使う腹帯は巻いていくのか持っていくのか
おわりに
ここでは戌の日の由来や意味、そして神社に行くときの服装などもご紹介しました。
あれば便利なものもあるので、邪魔にならない範囲で持参しましょう。
それぞれの家族に昔からの決まりがあることも考えられますので、できるだけ両方の両親に聞いてから話を進めたほうが良いと思います。
神社も「我が家は代々○○神社だ!」と決めているご家庭もあるそうです。
安産祈願で気持ちが落ち着く人も多いので、古めかしいと思わずお参りしてみませんか?
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