ささくれ原因

ささくれは、「タンパク質、ビタミン、ミネラル」など、健康な皮膚を維持するために必要な栄養成分が不足している場合に出来やすく、健康状態が悪化しているサインとも言われています。

栄養不足の他にも、ストレスや不規則な生活によって血行が悪くなると、ささくれが出来やすくなります。また、日常生活で水仕事をよく行う方は、手や指先が乾燥しやすいため、潤い不足によってささくれになってしまう事があります。

ささくれは傷口と同じなので、菌が入り込んで繁殖してしまえば、炎症が悪化し化膿を引き起こします。皮膚の一部が剥けてしまうささくれは、見た目には大したことがないように見えても、チクチクとした不快な痛みが続きますので、正しく処置を施しておくようにしましょう。

ささくれの応急処置

ささくれは、繊維状に皮膚が剥けた状態となりますので、無理に引っ張ってしまうと傷が深くなってしまいます。出血を伴うこともあるため、絶対に指でささくれを取るような事はやめましょう。

ささくれが出来てしまった時は、保湿ケアをして自然と皮膚が健康な状態に回復するのを待つのが良いのですが、どうしても気になる時はハサミで根元からささくれをカットしましょう。出血している時は、炎症部位とハサミを「消毒」してから使うようにしてください。

最後に絆創膏を貼っておけば、ささくれが衣類などに引っかかり、痛みを伴う心配がありません。ささくれの処置向け製品として、「液体絆創膏」も販売していますが、出血をしている時は使用しないようにしてください。傷口悪化の原因となります。

ささくれの予防法

ささくれを出来にくくするためには、バランスの良い食生活と規則正しい生活習慣を身につけることが第一です。特にビタミンB2やビタミンAは、健康な皮膚を作るために必要な栄養成分なので、ささくれが出来やすいという方は積極的に摂取するようにしましょう。

そして、手や指先の乾燥を防ぐために、保湿クリームでハンドケアを行うようにしてください。マッサージをしながら手にクリームを馴染ませていけば、保湿と同時に血行も促進することができます。水仕事をしている方は、「手袋」をして乾燥から肌を守るようにしてください。