青春18切符で青森発の周遊モデルコース
青森発で青春18切符を使うモデルコースをご紹介しますね。
あまり行かない場所でも、下車してみることで新しい出会いもあり、楽しい経験ができると思います。
青森発で午前中は割と近場で周遊する
青春18切符を使って青森から出発しようとすると、いくつかのコースがありますので迷ってしまいませんか？
まずは、「青森駅」から6:00発の各停弘前行きに乗りましょう。
始めに下車する「弘前駅」に到着するのは6:46です。周辺で時間を気にしなくていい観光スポットなら“弘前城”でしょう。2015年は石垣の修復工事のため、天守閣が曳屋という移動をしたことでも有名ですね。天守閣の中を見ようと思ったら時間が早すぎですが、弘前公園からなら時間も入場もフリーです。
また「弘前駅」の2階通路は“あずましろ～ど”と呼ばれていて、駅弁“津軽弁”を販売しています。いかにも地元の雰囲気がある『ばっちゃ御膳』や『津軽のFryPan』というカツサンドもありおすすめです。値段は1,000円前後ですね。
お弁当を朝ご飯にしながら、「弘前駅」7:53発の大館行きに乗って、「大鰐温泉駅」まで行きます。8:06に到着して、まだ観光施設はオープンしない時間帯です。
「大鰐温泉駅」から歩いて3分くらいの場所に、“鰐come（ワニカム）”という大鰐町地域交流センターがあります。大鰐温泉まで温泉に入りに行こうと思うと、他の交通機関を使って時間もかかりますが、このワニカムなら、歴史のある大鰐温泉が手軽に楽しめるということです。
ただし、大浴場が利用できるのは9:00からなので、それまでは中にある“メルカート”という産直売店で、地方発送のお土産も扱っているので見に行ってはいかがでしょう？
大浴場の利用料は大人1人500円、レンタルタオル（バスタオル・フェイスタオル）セットは250円で利用できます。
次の電車に乗るには11:20までには「大鰐温泉駅」に戻ればいいので、ちょっと時間が余るという人もいるでしょう。
ワニカムにはお食事処の“花りんご”があって、11:00から地元メニューが食べられます。さっと食べられるものを選んでダッシュで駅に向かうのは醍醐味かもしれませんね。
大鰐温泉駅からはグンと加速して大移動
「大鰐温泉駅」から11:32発の秋田行きに乗って「東能代駅」に12:54に到着します。ここで乗り換えて、JR五能線の岩館行き13:00発に乗り換えて、「あきた白神駅」まで行きましょう。13:40の到着です。
「あきた白神駅」から徒歩1分くらいのところに、“八森いさりび温泉ハタハタ館”に併設する形で“産直ぶりこ”があります。秋田県のグルメをお手軽リーズナブルに満喫するなら、おすすめの場所です。
テイクアウトなら、『海鮮わっぱ』が450円、『あわび弁当』は破格！と思える550円です。
他には『きりたんぽ汁』は350円、『味噌たんぽ』は120円、そして一番人気といわれる『ハタハタまんじゅう』は、粒あん・こしあん・カスタード・チョコから選べて1個90円です。
素晴らしいラインナップが楽しめる穴場として、ここは立ち寄っておきたい場所ですよ。
「あきた白神駅」15:41発のリゾートしらかみに乗って、一気に青森まで戻りますが、2時間40分くらい時間がかかります。車内でも食べられるものをGetしておくのもいいですね。
そして、リゾートしらかみは、青春18切符でも乗れますが、全席指定になっているので指定券が必要になってしまいます。空いている時期ならいいのですが、席の確保をしたいなら先に指定券（510円）の手配だけ済ませておきましょう。
電車内では、“リゾート感”が満喫できますので、510円は損をしたと思わない優越感があります。しかも、1日移動して疲れているので、青森まで戻る時間も優雅な気分で過ごせると思います。
他にもまだまだ行きたいところはあるけれど
青森発で青春18切符を使い倒すコースは他にもたくさんあります。
ここで難しいのが青春18切符の特性かもしれませんね。
モデルコースでもご紹介した“リゾートしらかみ”のように、指定料金の追加をすると青春18切符が使える電車もありますが、“IGRいわて銀河鉄道”のように青春18切符には対応していなくて乗れないラインもあるからです。
青春18切符はJR路線のみ対応なので、東北にある素敵なローカル線が使えないことも考慮して、コースを検討したほうが良いでしょう。
おわりに
青春18切符を使った青森発のモデルコースをご紹介しました。
とても魅力的なエリアで、一度では回りきることはできません。もし時間を作れるようなら何回かに分けて全制覇したくなるくらい素敵なところがたくさんありますよ。
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